定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスについて

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おりがみさんは2022年5月より、三重県松阪市では初となる【定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス】(以下 定期・随時サービス)を提供する運びとなりました。

後述しますが、定期・随時サービスには「一体型」と「連携型」があり、当事業所は【連携型】としてサービス提供を行います。また当該サービスの性質上、サービス提供は松阪市内の以下の地域に限定して行います。

サービス実施地域

通常の実施地域は松阪市内における久保圏域、殿町圏域、鎌田圏域、中部圏域、西圏域、東部圏域の区域。
ただし、当該圏域を超えてのサービス提供を行うことを妨げるものではない。

地域の方々が介護が必要になっても、住み慣れた自宅での生活をできるだけ継続して頂けるようサポートしていきたいと考えていますので、この記事を通してサービスについて知って頂ければ…と思います。

長くて複雑な名前ですが、ひと言で言えば「自宅に居ながら24時間365日体制の支援を受けられるサービス」です。

特徴
  • 定額で利用できる
  • 24時間365日対応
  • 深夜でも電話などで相談ができる
  • 状況に応じて夜間でも訪問サービスを受けられる

通常の訪問介護と似ている点もありますが、定期・随時サービスではより柔軟性をもって利用者様の自宅での生活をサポートすることが可能です。

ご両親や親族の在宅介護で悩まれている方も、このサービスの利用によって解消できる問題もあるかもしれません。

利用者様の目線で簡単に説明していきます。

目次

通常の訪問介護サービスとの違い

通常の訪問介護サービスは

毎週水曜日の13時から買い物の代行支援

月・水・金の朝10時からオムツの交換

という風にひとつずつ支援のスケジュールを前もって決め、それに基づいてサービスを提供します。

認知症もなく、ある程度自立した生活を送れていらっしゃる方には必要なサービスを決められた時間に受けることで安定した生活の維持につながるため訪問介護は広く受け入れられてきました。

しかし、通常の訪問介護では居宅介護支援専門員(ケアマネージャー)の作成する居宅サービス計画書にない支援を提供することは基本的にできません。

そうした柔軟性の低さから、介護度が高く頻繁に身体的な介護を必要とする方や独居の認知症の方など不定期な支援を必要とする方が自宅での生活を継続していくことは難しい現状がありました。

そこで2012年(平成24年)に【定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス】が創設されました。

このサービスはスケジュールに基づく定期的な支援(定期巡回)に加えて、状況に応じて随時に対応(随時対応)することができます。

要介護1以上の介護認定を受けている方は利用できますので、介護が頻繁に必要な方であってもその時の心身の状態に合わせて柔軟性の高い支援を受けながら、住み慣れた自宅での生活を続けるためのサポートを受けることができます。

定期巡回・随時対応型サービスの利用対象者

利用対象者は上述サービス提供地域にお住いの要介護1~5認定を受けた高齢者です。
要支援1、2の方は利用できません。

また、以下のような方の利用が推奨されています。
・退院直後の方
・医療処置が必要な方
・低栄養になる可能性がある認知症の方
・終末期で介護が必要な方

併用できないサービス

サービス内容が重複することから定期・随時サービス利用時は以下のサービスを同時に受けることができません。

・訪問介護(通院乗降等介助を除く)
・訪問看護(連携型利用時は除く)
・夜間対応型訪問介護

定期巡回・随時対応型の具体的なサービス

では、実際はどのような支援になるのか例をあげて説明します。

例 利用者Aさん

定期巡回サービスとして毎日 朝・昼・夕に訪問し食事や服薬介助を受け、週に2回入浴の支援を受けています。

夜間は基本的によく眠られているが、時々不安になったり体調不良を訴えて連絡があります。

夜中に急に気分が悪くなってきた…

このように利用者様本人あるいはご家族が、コールシステムを通じて事業所に連絡することで資格を持ったオペレーターがお話を伺い、訪問介護員や看護師の対応/訪問が必要かどうか判断し利用者様の生活をサポートします。

上記の例であれば、巡回している職員へ連絡しAさんの自宅へ向かうよう指示を行い、実際に顔を見て様子を確認してバイタルの測定を行います。様子によっては看護師と連携(※1)して対応し、緊急時は救急への連絡を行います。

ご相談内容に緊急性がないと判断した場合はお話を聞き、時としてはお話し相手のような対応を行って利用者様の安心感へつなげる場合もあります。(※2)

いずれの場合でも冒頭にあげた特徴のひとつ、定額で利用できるので費用的な不安も軽減されます。

その反面、サービスを比較的少ししか使用しなくても介護度に応じて自己負担金を支払う必要があります。費用については次項でお伝えいたします。


※1 当事業所おりがみさんでは訪問看護事業所と連携してサービスを提供いたします。

※2 随時対応にて提供できる支援は基本的に身体介護に限られています。買い物や調理などの生活介護に関しては定期巡回時での支援となります。

定期巡回・随時対応型サービス(連携型)の料金について

定期・随時サービスを利用するためには事業所と契約を結んで頂き、要介護度に応じた自己負担金を毎月お支払い頂く必要があります。

介護保険が適用されるので、自己負担額は1割~収入に応じて3割となります。当事業所おりがみさんでは訪問看護事業所と連携してサービスを提供いたしますので『介護分』と、ご利用される場合は『看護分』を合わせて負担していただく必要がございます。

(訪問介護と訪問看護事業所を一体的に運営する事業者による場合の事業者の料金体系とは異なりますが、利用者様からみた負担の総額に大きな違いはございません)

1割負担の方の料金の目安は下記になります。

介護分
1割負担
看護分
1割負担
合計
要介護 15,6972,9458,642
要介護 2 10,1682,94513,113
要介護 316,8832,94519,828
要介護 421,3572,94524,302
要介護 525,8293,74529,574
単位 円 / 1カ月ごとにつき
※加算の状況などにより変動する場合もございますので詳しくはお問い合わせください。

定期・随時サービスは定額制なので上記表に基づいて毎月お支払頂くことになります。使用するサービスの量に関わらず一定の料金ということが大きな特徴です。

施設で入所生活を行えば月々10万円はどうしてもオーバーするので、この経済的な負担の軽さは利用者様にとって大きなメリットのひとつです。

ただし食費やおむつ代、光熱費、病院受診代等は別途負担いただく必要がありますが、それでもトータルでかかる費用はかなり安く済みます。

もちろん定期・随時サービスが施設と全く同じレベルの手厚さかと言えば、やはり事業所から利用者様のお宅までの距離もありますし、他の利用者様の支援中であれば急遽訪問の希望を頂いても時間がかかることもあります。

そうした面では介護施設にはどうしても劣るということは事実です。

一体型と連携型について

冒頭でお伝えしたように当事業所 おりがみさんは「連携型」として定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスを提供して参ります。

「連携型」とは、訪問看護事業所を運営していないため、協力訪問看護事業所と連携してサービス提供にあたります。

訪問介護と訪問看護事業所を自社で運営している場合は「一体型」としてサービス提供を行います。

どちらの場合でも利用者様からすると金銭的な負担の観点からは大きな違いはありません。たしかに一体型の方が情報共有のスムーズさなどには利がありますが、連携型のおりがみさんとして協力して頂いている看護事業所と密接に連絡を取り合いながら利用者様の支援にあたる所存でございます。

介護度が高くても自宅で暮らし続けたい方にとっての選択肢

頻繁な介護が必要な利用者様の支援は精神的・肉体的にとても大変だと思います。

できれば自宅での生活を続けさせてあげたい 。

家族様がそう考えていてもやはり最終的には施設に入所されてしまう利用者様を見て、おりがみさんでは悔しい思いを何度もしてきました。

このたび松阪市で初めて定期巡回・随時対応サービスの指定を受けることができましたので、この地域で暮らす介護を必要とされる高齢者の方々の”想い”をサポートしていければと考えています。

このサービスにご興味のある地域の方は一度お問い合わせください。

お問い合わせ

訪問介護事業所 おりがみさん

電話番号  0598-67-5808
メール   info@origamisan-matusaka.com
受付時間  8:00~18:00 (24時間電話対応可能)
定休日   年中無休

ご家族・ご友人にお知らせ
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